iMovieの使い方を徹底解説!
- 動画制作
目次
「動画制作をしてみたいけど、使いやすいソフトや操作が分からなくてなかなか挑戦できない」
動画制作に興味を持ったことのある多くの人が1度は感じたことのある悩みではないでしょうか。
「動画制作をするためには高価で高性能なパソコンが必要」など、ハードルの高いイメージありますよね。
今回は、「手軽に動画制作に挑戦したい!」という方に向けて、
無料でプロ並みの編集ができる「iMovie」の特徴や操作方法を紹介します。
iMovieの特徴
iMovieとは、iPhoneやiPad、MacなどApple製品で利用できる無料の動画編集ソフトです。
iPhoneやiPadのカメラで撮影した動画を取り込んで、カットやテキスト、音楽などの本格的な編集をすることができます。
動画編集初心者には特にオススメしたいソフトです。
ここでは、iMovieを利用するうえでのメリットとデメリットを紹介していきます。
メリット
【メリット① 無料で使える】
なんといってもiMovie最大のメリットは、「無料で使える」という点です。
無料にもかかわらず、有料ソフトに負けないプロレベルの編集ができるのは、iMovieを利用する最大のメリットです。
「まだ初心者なので有料ソフトはハードルが高い」
「旅行先や子どもの運動会など、年に数回しか動画編集はしない」
など、日常の趣味で利用する人や、できる限りコストを抑えたいという人にはピッタリのソフトです。
【メリット② 手軽で簡単に利用できる】
iMovieを利用すれば、普段から利用しているiPhoneだけで編集が完結します。
手のひらサイズのiPhoneだけで編集出来る手軽さは、iMovieの大きな魅力の1つです。
また、操作が複雑なパソコンと違って、iPhoneやiPadの場合は画面をタッチするなど直感的で分かりやすい操作で動画編集を行うことが出来ます。
旅行先のホテルや移動中の交通機関の中でサクッと編集出来る手軽さや、操作の単純さは、子どもや初心者にもオススメのポイントです。
【メリット③ テンプレートが豊富】
3つ目のメリットは、「フィルタ」や「テーマ」などテンプレートが豊富な点です。
「フィルタ」や「テーマ」を設定することで、1タッチで動画の雰囲気を大きく変えたり、動画制作で大変な細かい作業の大部分を省いたりすることが出来ます。
細かい編集をしなくても用意した動画をはめ込むだけでそれっぽいハイレベルな作品に仕上げることができるのは、心強いポイントですよね。
動画編集が初めての人にとっては嬉しい機能が豊富に用意されているのもiMovieを利用する大きなメリットです。
デメリット
【デメリット① Apple製品でしか使えない】
iMovieを利用するうえで最大のデメリットは、AndroidやWindowsの製品では利用できないという点です。
AndroidやWindowsの製品を使っている人は、他の動画編集ソフトを利用する必要があります。
【デメリット② 日本語のフォントが少ない】
iMovieでは基本的に、「ヒラギノ角ゴシック」「ヒラギノ丸ゴシック」「ヒラギノ明朝」の3つしか日本語フォントを利用することはできません。
Appleがアメリカの企業ということで仕方ない面もありますが、表現の幅が狭まってしまうため残念な点です。
【デメリット③ プロ向けの機能が少ない】
iMovieでは3つ以上の動画や音楽を重ねたり、高度なアニメーションを作成することはできません。
そのため、動画制作を仕事にしている人やプロを目指している人は、AdobeのPremiere Proなど有料のソフトの利用をオススメします。
しかし、iMovieには2つの動画を組み合わせるピクチャインピクチャやグリーンバックを用いた合成など、日常の範囲で利用する人にとっては十分すぎる機能がiMovieにも搭載されています。
動画制作の入門編としては最適なソフトです。
iMovieの基本操作を解説
ここでは、iMovieで文字を入れたり音楽を入れたりするための基本操作を解説していきます。
解説① プロジェクトを作成して動画を取り込む
動画を実際に編集する前に、まずはプロジェクトを作成して、撮影した動画をiMovieの中に取り込む必要があります。
iPhoneやiPadなど、編集の際に使用する機材に必要な素材が準備されているかどうか予め確認しておきましょう。
続いてプロジェクトを作成して動画を取り込む手順を説明します。
まずアプリを開いた後に「プロジェクトを作成」をタップし、次に新規プロジェクトを作成と表示された場面では「ムービー」を選択します。
その後、取り込みたい動画や画像をタップし選択してください。
解説② 動画のカットする
次は、「カット」の方法です。
カットとは、動画の長さを調節したり動画の不要な部分を消す編集のことです。
動画の長さを調節したい場合、まずは、カットしたい動画をタップして選択してください。
そして、動画の両端の太い黄色の部分を指でスライドすることによって長さを調節できます。
動画の途中をカットする場合は、カットしたい箇所の最初と最後に白い線を合わせて「分割」をタップします。
そして、分割された不要な部分をタップして選択し、「削除」をタップしてください。
解説③ 動画に文字を入れる
動画に文字を入れたいときは、文字を挿入したい動画を選択し、「T(テキスト)」をタップします。
様々な文字のデザインが画面下部に表示されるので、好きなデザインや動きを選んでください。
動画内の「タイトルを入力」と表示されている部分をタップし、「編集」を選択すると自分の好きな言葉を入れることが可能です。
また、文字の位置やサイズも指を使って変更することができます。
解説④ 動画に音楽を入れる
iMovieでは、好きな音楽や効果音を挿入することができます。
画面の「+」をタップし、「オーディオ」を選択してください。
自分で保存した音楽を使用することも可能ですが、「サウンドトラック」や「サウンドエフェクト」を選択すればiMovieで予め用意された音楽や効果音を利用することができます。
解説⑤ トランジションを入れる
「トランジション」とは、動画と動画の繋ぎ目で画面を切り替える際の効果のことを指します。
動画と動画の間にある縦線をタップし、画面下部から好みのトランジションを選択しましょう。
解説⑦ 動画を保存する
動画は基本的に自動保存されるので、特に難しい操作は必要ありません。
画面左上の「完了」をタップしましょう。
解説⑧ 動画を書き出す
「動画を書き出す」とは、アプリから写真フォルダに保存して知人に共有したり、SNSにアップしたり出来るようにすることです。
動画を保存する際と同じく、「完了」をタップすると現れる画面下部中央の「共有ボタン」を選択します。
そうすると、動画の保存方法が選ぶことができるので「ビデオを保存」を選択してください。
こうすることで、「写真アプリ」の中に作成した動画が保存されます。
さいごに
iMovieの特徴や基本的な操作はご理解いただけましたか?
無料ソフトとはいえ、プロ顔負けの本格的な編集が出来ることをお分かりいただけたかと思います。
しかし、今回紹介していない発展的な編集も、iMovieの機能としてたくさん隠れています。
皆さんもぜひ、動画を撮影するだけでなく、編集を加えて素敵な思い出を残してみてください!