「ねぇ聞いて！面白い話思いついた！」を動画に。 FCAファイナリストインタビュー #2

全国小中学生動画コンテスト

FULMA株式会社の主催する、全国小中学生動画コンテスト FULMA Creator Awardsでは、小中学生クリエイターたちからの「好き」の詰まった作品を募集しています。
今回は、昨年度優秀賞受賞者の畠山月乃さんに、作品を作ろうと思ったきっかけや、制作の裏話についてお聞きしました。

畠山月乃さんの作品

作品タイトル：

秘密のまゆこちゃん

作品説明：

まゆげに住んでいる少女、まゆげのまゆこちゃん。まゆげの生活は大変！？ハラハラドキドキする、毎日。さぁ、まゆげの世界にlet's go！！

動画作品

動画制作のきっかけは、日曜日の遊び感覚

今回の作品を作ろうと思ったきっかけを教えてください。

私は子どもの頃から物語が好きで、ノートに思いついた物語を書いたりすることが多かったんです。例えば、「小人がお庭の雑草とか蔦を登って冒険していく話」とか、夢で出てきた話をちょっとアレンジして作るとか。

まゆこちゃんのアイデアも、お母さんに「聞いて、面白い話思いついた！」みたいな感じでしゃべってたら、お母さんが「それ動画にすればいいじゃん」って言ってくれて。それで作りました。

▲主人公の眉毛はたまに痒くなる時がある

▲主人公の眉毛の中に住んでいるキャラクターまゆこちゃん

物語を動画にしてみようと思ったきっかけはなんですか？

最初は日曜日の遊びみたいな感じで、シルバニアファミリーの映画を撮ろう、って家族を誘って作ってました。
初めての動画作りだったから、撮影しながら音声も一緒に入れて、iMovieでつなげるだけ、みたいな感じだったんです。10分くらいの動画を1日かけて作ったくらい笑。でもやっぱりもうちょっと編集ができるアプリが欲しくなってきて、そこから興味が湧いて、フルマオンラインに入りました。そんなとこから始まって、だんだんできるようになった感じです。

フルマオンラインに入ってからは、YouTubeの動画もだんだん見始めて、上がっている動画を真似してみた動画も、試しに作ってみたりとかしています。

※iMovieとは
iPadやiPhoneで使える、無料の動画編集アプリ。

※フルマオンラインとは
小中学生向けのオンライン動画制作スクール。全国小中学生動画コンテストの主催者のFULMA株式会社が運営している。

昨年の受賞後も、普段から動画作りをしているんですか。

そうですね。最近は昔撮ったいろんな写真を使って、音楽に合わせて写真が出てくるような動画を作るのにハマってますね。結婚式の昔の写真が流れていくみたいな感じのやつ。

去年結婚式に行った時に、最後に今日撮った写真が動画で流れてきたのをみて、すごいなって思いました。コンテストに応募したくらいの時だったから、真似してみようかなって思いました。

まゆげの森の再現。家にあるものでまず作ってみた！

今回の作品の一番の推しポイントを教えてください。

私が一番気に入っているのは、ドライヤーで髪を乾かしているシーンです。髪を乾かすという行為は私にとっては日常なんですけど、まゆこちゃんにとっては大惨事なところが面白くて。
（まゆこちゃんがドライヤーの風で飛ばされるシーンで）90度曲がってるみたいになってて笑

▲ドライヤーの風で飛ばされるまゆこちゃん

動画制作にはどのくらい時間がかかりましたか。

編集よりも、（動画内に映っている素材の）眉毛の森を作る方が時間がかかりました。
まず肌の部分を作りました。たまたま肌色のお菓子の箱があったので、上に穴をあけて最初は毛糸で植毛したんですけど、案の定、毛がへにゃってなっちゃって。
私のイメージだと、毛はもっと上に向かって生えてたんです。これだと眉毛の森じゃなくて眉毛の草原みたいになっちゃうなって、悩んでました。

考えた結果、モールを使うといいかもと思って、100均に買いに行きました。でも、100均のモールの黒だけ入ってるやつって絶対誰も買わないからないじゃないですか。だから普通のいろんな色が入ってるモールを3袋くらい買いました。それでも、最後の方は黒いモールが足りなくなってきて、実は青色とか白色のモールを、マジックペンで黒く塗って作ってました。

だから今でもモールが家に有り余ってるんです。モールにはもう困らないと思います笑

FCAに応募した時の、動画の編集歴はどのくらいですか？

3ヶ月です。

応募時、「これはファイナリストいけるかも」って思っていましたか。

こんなコンテストやってるんだ、出した方が得だからやってみるかみたいな感じで出したら、案外ファイナリストまで進んでびっくりでした。
（最終審査会を）日本科学未来館でやるなんて知らなかったので「えーっ！」てなって笑。zoomとかでやるのかと思っていたので、いきなりプレゼンも作ることになってびっくりしました。

賞を受け取ったとき、嬉しさで頭が真っ白に　

優秀賞に選ばれた時の気持ちを聞かせてください。

名前が発表される前に、「想像力が素晴らしい」とか受賞の理由が先に発表されていたんですけど、受賞者を発表する人が、チラチラあたしと目が合うんですよ笑。なんか期待させてくるなーって思ってたら自分の名前が呼ばれて！笑「やっぱりだー！」って思いました！

壇上でパネルとトロフィーを受け取った時の気持ちを教えてください。

（トロフィーを受け取った後、司会から）いくつか質問されたと思うんですけど、何を答えようか全く考えてきてなくて、嬉しさで頭真っ白になって、本当に嬉しいですしか言えなかったです。「どうしよう、次の質問に変わらないかな」ってずっと思ってました笑
今までに呼ばれてた子達は「とても嬉しくて」みたいな感じでペラペラ語ってたのに、自分は準備していなくて、「待ってどうしよう」って焦ってました。