とにかく先生に感謝を伝えたかった〜最終授業後のメッセージに込めた生徒の想い〜

フルマオンラインの授業では、毎回の授業後に担当の先生から、指導報告書という授業のレポートを保護者様にお送りしております。

こちらはある日の指導報告書での、先生と生徒さんとのやりとりです。

こちらの返信をくれたのは、中学生活が始まって、学校と部活との両立が大変になり、やむを得ず退会を決めた、中学1年生のY君。

どんな想いで書いた言葉だったのか、退会した今どんなことを思っているのか、
生徒さんと保護者様に、入会時から今までのフルマの授業での思い出や、担当の先生との関係についてお話を伺いました！

フルマオンラインに入会したきっかけ

ー動画編集に興味があり、入会を決めたのですか？

Y君：もともと携帯で編集するのに一時期ハマってたことがあって、作っているうちにお母さんが見つけてくれて、「いいな〜」と思って入会しました。

お母さん：当時何もやっていなくて本人も暇だとよく話をしていたので、「スマホで編集をやってるならもっとステップアップしてみてもいいのでは？」と思っていたときにFULMAを見つけて、息子に勧めてみました。

やるからには続けてほしい。不安もあった中での授業スタート！

ー初めての授業を迎えるまでに、不安だったことはありますか？

Y君：飽きてしまうことがあるのでそこは不安だったけど、自分の好きなことや楽しいことだから、大きな不安はなかったです。
ただ、担当の先生と会うまでは、クラス替えくらい緊張しました。

お母さん：やるからには続けてほしかったので、継続できるかなという点は心配でした。
もう一つが先生との相性です。当時は学校に行っていない時期で、理解がある先生がよかったので、相性がよければいいなと思っていました。
なので、事前に発達の特性を伝えた上で、「不登校に理解のある先生でお願いしたい」ということを伝えていました。

とにかく細かいところまで褒めてくれた。担当の先生との授業を振り返って

ーどんな先生がくるのか少し不安も抱えてのスタート。実際に授業を受けてみて、どうでしたか？

Y君：何に関しても細かい部分まで褒めてくれる先生でした。それでモチベーションがあがったこともたくさんあります。
優しいは大前提として、褒めてくれるし、何かわかんなくても普段と変わらないような対応をしてくれる。わからなくなっても、「気にすることないよ〜」「普通だよ」といった声かけをしてくれました。

お母さん：若いのにしっかりしていて、物腰が柔らかい先生でした。仲良くなっていく過程で共通点を見つけて、うちの子が話しやすくしてくれているのを感じていました。

また、毎回届く指導報告書の中でも、どんな細かいことにも気づいて褒めてくれていたので、「すごいな」と感じていました。

最初は毎回授業に付き合っていたけど、これなら楽しくできるだろうと安心して、最後の方は全ておまかせしちゃってました！
二人で話が盛り上がっているから、授業の時間は下の子と過ごす時間にしようというように過ごせていました。

ーお二人とも「そんな細かいところまで見てくれている！」と感じていたんですね。先生はY君にとってどんな存在でしたか？

Y君：趣味が似てて、昔やっていたウイイレ(※1)の話とか、たまにサッカーも見るらしくて、趣味の話をして意気投合できたなと思いました。「先生」だけど「趣味の話もできる大人」という感じです。

※1ウイイレ：サッカーゲーム「ウイニングイレブン」の略。

ーそんな先生との9ヶ月間の授業を振り返って、楽しかったこと・成長できたと感じることはありますか？

Y君：YouTubeをみていて、白いテキストでツッコミをいれる編集が好きで、それが実践できた時には、（普段見ているYouTuberに）結構近付いたなと感じられました。
オーバーレイ(※2)で集中線を入れたり、トランジション(※3)を入れられた時などにも
、近付いたなという達成感がありましたね。

自分でiPhoneで動画を作っていた時は、インターネットサイトから（必要な素材を）ダウンロードして、動画編集に使う方法を知らなかったので、それを学べたのもよかった。

お母さん：フルマを受講していた9ヶ月間が、ちょうど学校をお休みしていた期間と重なっていました。ずっと家にいたわけではなくフリースクール(※4)へは行っていたけど、外との接点が少なかった中で、学校に戻っていく、きっかけの一つになったかなと思っています。

あと、もともと人見知りはそんなにないけど、最初の1ヶ月間くらいはガチガチに緊張してたんです。（授業に慣れていくうちに）徐々に緊張がなくなって、普通に話すようになり、コミュニケーションをしっかりとれるようになったんだなと感じました。

途中からは付き添いもしなくなり、授業が始まる20時になったら自分で準備をはじめるようになりました。
ギリギリまで忘れてても、20時になればちゃんと準備するようになっていった点でも成長したと感じます。

※2オーバーレイ：メインとなる動画や背景の上に、図形やイラストなどの素材を重ねる編集方法
※3トランジション：動画の切り替えを滑らかにしたり、印象的にしたりするために動きをつける編集方法
※4フリースクール：子どもの居場所の確保や、自主的な学びを進めることを目的とする民間の教育機関。

「控えめに言って最高でした！」最終授業を終えて、綴ったメッセージに込めた想いとは？

ー最後の授業後の指導報告書への返信のメッセージはどんな想いで書きましたか？

Y君：今とは違う気持ちの時にFULMAの授業をはじめて、その頃から、授業を受けていくにつれて気持ちは変わっていったけど、そんな時にずっと一緒にやってきてくれたことに関しての感謝を考えました。
でも書いてる時は泣いてて、号泣だったんで、何も考えずにその時感じたことを打ちました。

ーどんな気持ちからきた涙？

Y君：俺って、泣く時は嬉し涙を流す時もあるけど、寂しいとかマイナスな気持ちで泣くことが多いんで、寂しいの気持ちが強かったのかなと思います。

自分から先生にできる感謝の示しはそれくらいしかないかなと思ったので…LINE交換するわけにいかないんで(笑)

ー「控えめに言って最高でした！」という一言がとても印象的でした。この言葉に込めた想いはありますか？

Y君：「最高」っていうのは「楽しい」「感謝」などいろんな意味が詰まった言葉が「最高」ってなったのかな。その時はそんなに考えてなかったですけど。

どこかで聞いたことがある言葉だったんだけど、パクってもいいから、自分が出せる最高潮の言葉はこれかなと思って書きました。

ーY君が書きたいと言って、返信することにしたのですか？

お母さん：正確にいうと、私が「書けば？」と言いました。
いつも授業が終わると「終わったよ！」とでてくるんですけど、その日はでてこなくて…
様子を見にいったら泣いてたんです！めっちゃ！
もうこれは今日最後だったから、最後の別れが寂しくて悲しくて泣いてるんだろうなと思いました。
「先生に連絡できるから、打ってみたら」とスマホを渡して、ついててもあれかなと思い、「下の子とお風呂にはいってくるね」とその場を離れていました。
私は一切見ていなかったんですけど、一生懸命打ってあの文章ができていました！

ーメッセージを読んで、どう思われましたか？

お母さん：やっぱ感動しますよね。
今回辞めることにしたのも、本人が辞めたいと言ったわけではなく、みていてあまりにも忙しくなって、部活との両立は厳しいかなと思い。
「やめよっか」とこちらから提案したので、少し罪悪感もあった中だったので、本人があのタイミングで想いを伝えることができてよかったなと思いました。

ー先生から返信がきた時はどう思った？

Y君：返信がきた時は、もう涙はだしきっていたけど嬉しかったです！！

ー9ヶ月のFULMA生活を振り返って今思うことは？

Y君：終わった時は寂しい気持ちと達成感がいろいろ混ざっていて、心中カオスでした。
これからも、フルマのことを考えて寝たら、夢に先生がでてくるだろうなって思います。

今、入会を迷っている人に向けて

ー今後フルマを習おうと思っている人、習おうかを迷っている人に何か伝えたいことはありますか？

Y君：確実に言えることは、フルマに入会したら確定で濃い時間を過ごせる、価値のある時間を作れると思います。

今、YouTubeが黄金期で、まわりにもYouTuberの編集者になりたいっていう夢をもっている人もいるけど、自分の趣味ややりたいことに若い時にどれだけ時間を使うかって考えたら、頑張った方がいいと思います。

動画編集が好きとか、動画編集を仕事にしたい人にとっては、絶対学びになるし、楽しくできるいい時間になると思います。

お母さん：今の子どもで動画をみない子はほとんどいないと思うので、動画に興味があって、時間がある人はやってみるといいと思います！
オンラインはハードルも低いと思うし、集団授業だとなかなか難しいけど、完全に個別で40分できるのもいいです。
褒めるのが上手な先生が揃っていると思うので、前向きな状況にいる子もいれば、今辛い状況にいる子もいて、後者の方だとしたら、自己肯定感が少しでも高まるきっかけになると思うし、うちの子はそういった面もあったのかなと思います。

親世代には考えられない、今の時代だからこそ刺さるいい習い事だと感じました。

正直、月謝は決して安くはないとは思います。
ただ先生があそこまで丁寧に授業をしてくださっていると思うと、月謝を下げるのは難しいのかもしれません。
金銭的なハードルなどで躊躇してしまう可能性があるかもしれませんが、私はいまどきの習い事としてとてもいいと思いました！

あとがき

Y君、お母さん、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
FULMAで過ごした時間や担当の先生との出会いが、生活を前向きに変えていくきっかけとなったとのこと、とても嬉しく思います。

これからもいろんなことに挑戦し、成長をし続けていくY君のことを心から応援しています!

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