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「まずは!とにかく!やってみる」ボンボンTV・しゅんしゅんにFULMAが聞く「やりたいを叶える生き方」

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「まずは!とにかく!やってみる」ボンボンTV・しゅんしゅんにFULMAが聞く「やりたいを叶える生き方」

目次

    全国小中学生動画コンテスト 「FULMA Creator Awards」。今年で3回目の開催となるこのコンテストですが、昨年に引き続きUUUM株式会社さんにご協賛をいただき、所属クリエイターの「ボンボンTV」に応援団を務めていただきます!

    YouTubeのチャンネル登録者250万人、子どもたちに大人気のYouTubeチャンネル「ボンボンTV」。今回は、メンバーのしゅんしゅんさんにインタビュー!しゅんしゅんさんには、昨年は最終審査会の会場にて、子どもたちの動画の発表も応援いただきました。

    今回はフルマ取材チームで、日々収録が行われているボンボンTVさんのスタジオを訪問。

    • しゅんしゅんさんのクリエイターとしての原点
    • 人生を変えた「師匠」との出会い
    • やりたいことを、やり続ける「生き方」

    などなど、しゅんしゅんさんだからこそ話せること、子どもたちへのメッセージをたくさんいただきました!

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    東京都出身。2021年7月にボンボンTVに加入。
    社員MCとして、動画の企画考案や構成作成、撮影などを行っている。

    参加している時点で「100点満点」

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    FULMA齊藤:しゅんしゅんさんには、昨年の「FULMA Creator Awards」では応援団を務めていただき、さらにコンテスト当日、会場まで来ていただいて、子どもたちにエールを直接送っていただきました。本当に、ありがとうございました!

    しゅんしゅん:会場にお伺いすると、子どもたちが挑戦しているときの笑顔、やりたいことを思いっきりやっているような顔が本当に素敵で!それを見て、心から応援したいな、と思って、今年も応援団として、関わらせていただいています!

    FULMA齊藤:コンテストの受賞作品をご覧になって、どうでしたか?

    しゅんしゅん:想像以上のクオリティーでびっくりしました!僕でもつくるのが難しいような作品ばかりでしたし、小中学生の段階でこれだけのものをつくれると、いったいどんな大人になるんだろうと(笑)。

    FULMA齊藤:気になった作品はありますか?

    しゅんしゅん:3DCGのバトルアクションの作品(※1)がありましたが、あのレベルのものをその年齢でつくれるのであれば、大人になったらひっぱりだこだな、と。あとはゲームの映像を自分でつくっている作品(※2)もありましたが、僕たちの普段の動画制作と同じことをすでにやっていたので、印象的でしたね。コンテストが終わったあとはボンボンTVメンバーで、「自分はあの作品が好きだった」「俺はこの子の作品が好き」というように、感想を言い合っていました!

    ※1:【2023年 オーディエンス賞】デリシャス大乱闘

    ※2:【2023年 優秀賞】おもちファンタジー

    FULMA齊藤:自らクリエイターとして活動しているからこそ、作品のすごさや子どもクリエイターに対するリスペクトを実感をもって感じるというのは、あるかもしれませんね。

    しゅんしゅん:それはありますね。自分で動画をつくったことがないと、一見すると簡単につくれそうなので、作品のすごさがあまり伝わらないと思います。そうそうつくれるクオリティーではないですし、どれだけの手間をかけたんだろうと想像してしまいますね。

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    FULMA齊藤:昨年の作品を観た子どもたちが今年、さらにレベルの高い動画をつくって応募してくるのではないかと思っています!

    しゅんしゅん:副賞で、UUUMのスタジオで動画撮影できる権利を用意しています!どんどん応募してもらいたいですね。
    そもそも、僕はコンテストに参加した時点で、100点満点だと思っています!入賞できたら110点、最優秀賞が取れようものなら、120点!

    FULMA齊藤:昨年のコンテストでも、しゅんしゅんさんの応援コメントは「このコンテストに、動画を提出だけでもすごい。参加しただけでもすごい」と強調されたのが、印象的でした。まさに、ボンボンTVの合言葉「まずは見てみる、やってみる!」ですね。

    しゅんしゅん:そうなんです、応募する動画は、クオリティーや面白さを気にせず、どんな動画でもいいと思っています。 動画を誰かにみてもらいたい、見た人を楽しませたいという気持ちがあるなら、まずは、このコンテストに挑戦してみてほしいです!

    ただただ人を楽しませたかった

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    FULMA齊藤:ここで、しゅんしゅんさんの人生を聞かせてください!動画クリエイター・マネージャーの専門学校「バンタンクリエイターアカデミー(以下、バンタン)」在籍中に、ボンボンTVのオーディションに合格されて、UUUM所属のクリエイターとなったしゅんしゅんさん。クリエイター活動は、いつから始められたのでしょうか。

    しゅんしゅん:僕がクリエイターみたいなことを始めたのは中学生の時です。でも、当時は動画制作じゃなくて、画像制作でした。みんなを笑わせたいと思って、友達の顔を動物の顔に入れ込む「コラ画像」を、スマホでせっせと作る中学生でした!

    FULMA齊藤:動画制作をはじめられたのは、いつからでしょうか?

    しゅんしゅん:高校からですね。CMを真似した動画を作ったり。「作品を作りたい!」という気持ちではなくて、それも友達を笑わせることが目的でした。それが仕事になるとは、当時は思ってもいなかったですね。

    FULMA齊藤:当時は何かで動画を勉強して、作っていたのですか?

    しゅんしゅん:いえ、その時は特別なスキルも、機材も持っていなかったので、動画制作は全部スマホで完結していました。高校時代に、「キーフレーム」(時間軸上に設定したポイントで、映像内の被写体の位置や大きさを変化させる技術)を覚えたのですが、キーフレームさえできれば、どんな動画でもつくれると思っていました!キーフレームだけを駆使して、アニメでもなんでも、スマホでつくっていましたね。

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    FULMA齊藤:動画制作の面白さに気づいたきっかけはありますか?

    しゅんしゅん:高校の文化祭ですね。各クラスが作った「クラス紹介動画」で戦う企画があって。みんなでめちゃくちゃ頑張って、今見ても笑えるんですが、でも一位を取れなくて。僕たちが一位だったと未だに思っているのですが(笑)、その時に「動画をつくれると、なんでもできるじゃん!!」と思った記憶があります。

    FULMA齊藤:その高校の文化祭での経験から、クリエイターを志して、バンタンへ進学されたのですか?

    しゅんしゅん:いえ、四年制大学を目指して、大学受験をしたのですが、全て落ちてしまって、、、というのも高校3年生・最後の文化祭に出るために、友達とアカペラチームを作って。その練習のために、大事な大事な受験生の夏休みをほとんどつかってしまいました(笑)。結果、みんな志望校にいけず、、、僕はそこから3年間フリーターをしていました。

    FULMA齊藤:フリーター時代は、どんなアルバイトを?

    しゅんしゅん:元々テーマパークで働くのが夢だったので、スタッフとしてアルバイトをしたり、浅草で人力車をひいたりしてました。

    FULMA齊藤:バイト先が、とてもしゅんしゅんさんらしいですね!

    しゅんしゅん:「人を楽しませたい!」という気持ちは、当時も今も変わらないからかもしれません。そこから「好きなことを仕事にできる場所に行こう!」と、21歳でバンタンに入学しました!

    やりたいと口に出す、そしてやってみる

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    FULMA齊藤:FULMAのミッションは「子どもたちのやりたいをカタチに」です。しゅんしゅんさんの人生で、しゅんしゅんさんの「やりたい」を応援してくれた方はいらっしゃいましたか?

    しゅんしゅん:まず、両親ですね。テーマパークのバイトも、バンタンへの入学も、背中を押してくれたのは、両親でした。大学に落ちて、全然したくない受験勉強をするために予備校に通っていた時も「そんなに勉強が嫌だったら、ずっとやりたいと言っていたテーマパークで働けばいいじゃない!」と、親の方から言ってくれました。

    たぶん僕が、文化祭にむけて夏休みにアカペラをやった時みたいに、やりたいことには大きなエネルギーを発揮できるけど、やりたくないことになると全然何もできないタイプなのを、親は分かっていてくれたんだと思います。

    FULMA齊藤:なるほど。FULMAの動画制作教室に通わせてくれている親御さんたちも、そうした熱中できるものを思いっきり追求させてあげたい、という方々が多いです。熱意を持って何かに取り組める才能があるなら、そちらに背中を押してあげるというのは、素敵な親心ですね。

    しゅんしゅん:そうなんです。ありがたいことに、めちゃくちゃ応援してくれて、、、感謝しかないです。もう一人、僕のやりたいを応援してくれた人は、バンタン時代の竹下壽晃先生です。僕は「師匠」と呼んでいます!

    FULMA齊藤:師匠の竹下先生からは、どんなふうに応援してもらったのでしょうか?

    しゅんしゅん:実は、バンタン入学当時の僕は「動画クリエイターになりたい!」と恥ずかしくて、言えてなかったんです、、、バンタンにはクリエイター専攻、 マネージャー・イベントスタッフ専攻、映像制作専攻といったコースがあるのですが、僕が入学当初に選んだのは映像制作専攻でした。

    FULMA齊藤:なぜ、映像制作専攻に?

    しゅんしゅん:「編集さえできれば、こそこそ動画クリエイターもできるかな?」と思ってました(笑)。「動画クリエイターになりたい!」と声に出して、みんなに宣言することに、ちょっと恥ずかしさがあって、、、そんな僕に、師匠は「動画クリエイターになりたいと思ってるなら、せっかくこの学校に来てるんだから、クリエイターを1回目指してみればいいじゃん!編集も、マネージャーも、クリエイターになってからもできるから」という言葉をもらって。そこから映像制作専攻からクリエイター専攻にコースも変更して、「動画クリエイターになりたいです!」と堂々と周りに言うようになりました。

    FULMA齊藤:後に、バンタンで行われたボンボンTVのオーディションへの参加も、クリエイター専攻だったから得られたチャンスだと考えると、そのコース変更はしゅんしゅんさんの人生のターニングポイントですね!

    しゅんしゅん:まさに、そうです!

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    FULMA齊藤:まわりに「動画クリエイターになりたいです!」と公言するようになって、何が一番変わりましたか?

    しゅんしゅん:言ったからこそ、道がひらけたという感覚があります。クリエイター志望だから、どんどん周りも巻き込んでいけましたし。挑戦する大切さを、強く感じましたね。僕が去年のFULMA Creator Awardsの応援コメントでも言った「参加するだけで100点」というのは、この挑戦の大切さが伝えたかったんです!

    やりたいなら、やりたいと言って、やってみる。これが大事だと思っています。僕のこれまでを振り返っても、やりたくないことは全然やってない。その代わり、やりたいって思ったことを全部全力でやってきました。その挑戦の姿勢や作ったものが、みんなから「すごいね!」と褒めてもらえるものになっているから、今もこうしてやりたいことができていると思っています!

    ボンボンTVのオーディションの面接でも、「その時やりたかったことを、全力でやってきた」過去を全部伝えました!小中高の応援団長、高校の文化祭でのアカペラチーム、テーマパークのスタッフ、浅草での人力車の引き手も、全部自分が心の底からやりたかったことです。

    もし、小中学生で「動画を作りたい!」「作った動画を、みんなに見てもらいたい!」と思っているなら、このコンテストはチャンス!絶対、応募してください!

    FULMA齊藤:そんなしゅんしゅんさんの将来の夢、聞いてもいいですか?

    しゅんしゅん:「最強の動画クリエイターになる」ですかね(笑)。僕が思う「最強」は、運営も、編集も、演者もできる動画クリエイター。案件だって自分でとってきて、企画から編集までやって、出演もできたら、最強だな、と。何か一つのことが突出してできるタイプではないので、色々できる人になりたいというのは、ずっと思っています。困った時に声をかけてもらえると、なんでも応えられる「頼ってもらえる人になりたい」という思いが強いです。

    FULMA齊藤:しゅんしゅんさんが他の動画クリエイターの方々と大きく違うのは、UUUMの所属クリエイターでありながら、UUUMの社員さんであるということですよね。UUUMの方から、ボンボンTVメンバーへの合格した理由は「クリエイターとしてだけでなく、ビジネスマンとして、UUUMの他の部署でも働けるポテンシャルがある」というクリエイションに限らない、総合的な評価だったと聞いています。

    しゅんしゅん:僕の今の肩書きは「社員MC」で、UUUMで社員として働いていてビジネス的なことも勉強して身につけていきながら、最終的には、「機会」を作り出せる人になりたいと思っています!

    僕もそうでしたが、学生時代に「みんなを楽しませたい!」「みんなと楽しいことをしたい!」という気持ちで、ダンスコンクールに出たり、文化祭で歌っていた人って、たくさんいると思うんです。でも、そこからそうした仕事に就けてない人が、世の中の多くいると思っています。もし、バンタンに入って、ボンボンTVのオーディションに合格していなかったら、僕もその一人になっていたかもしれません。だから、人を楽しませるのが大好きなのに、それを仕事にできていない人を集めて、何かできるような、機会を作り出したい!今は、そんな機会を作り出せる大人になりたいと思っています。

    とにかく、やってみて

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    FULMA齊藤:最後にしゅんしゅんさんから、子どもクリエイターに向けて、応援のメッセージをいただけますか?

    しゅんしゅん:繰り返しますが、コンテストに参加した時点で、100点満点!入賞できたら、110点!!最優秀賞が取れようものなら、120点!!!0点になることはありませんし、とにかく子どもたちにはコンテストへ参加してほしいです!

    そして応募する動画は、どんな動画でもいいと思っています!コンテストに出すなら「クオリティーが高いもの」「面白いもの」でないといけないのではないかとか、昨年の受賞作なども、まったく気にする必要はありません。もはや、何の編集もしていない、自撮りの動画でもいいと、本気で思ってます!

    というのも、実は僕は、師匠から同じようなことを言ってもらったことがあったんです。「編集しなくていいから、とにかくやってみろ。そして続けろ」と。そこで僕は、自分の中のリミッターが外れたような気持ちになりました。「僕は、とにかく動画を投稿すればいいんだ!」と思ったんです。自分自身、人に見せられるものではないと思いながら動画を投稿せず、時間ばかりが過ぎていくタイプの人間でした。クリエイターには特にそういった人が多いのですが、どんな段階の出来でもいいから世に出すことが大切なんです!

    今回のコンテストは、子どもたちにとってチャンスだと思いますし、それを逃すのは本当にもったいない!チャンスはいろいろなところに転がっていますが、自分で見つけないと拾えないんですよね。僕自身、ボンボンTVに加われたのは、チャンスを上手く拾えたからだと思います。

    FULMA Creator Awardsは、動画制作で人を驚かせたい子どもたちにとっては、大チャンスです!みなさんのご応募を、心待ちにしています!

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    <締め>FULMA齊藤の取材後記

    やりたいことを口に出すことがチャンスを広げる

    今回はボンボンTVのしゅんしゅんさんと対談させていただきました。しゅんしゅんさんは”やりたいことを全力でやりましょう”と終始話している姿が印象的で、それが自身のキャリアにも繋がっているそうです。

    しゅんしゅんさんが仰っていた”自分がやりたいことを口に出し、実際に行動することでチャンスが広がる”経験は、自分がFULMAを起業したときにも感じたことで、大変共感する部分が多くありました。子どもたちの中には、本当はやりたいことがあるけど、口に出せていない人もいるかもしれません。特に動画を作ってみたい、クリエイターになりたい、そんな気持ちをもった子どもクリエイターの皆さんには、ぜひ今回のコンテストをうまく活用していただけると嬉しいです。ぜひたくさんのご応募お待ちしております!

    この度はインタビューにご協力いただきありがとうございました!

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