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親子でA Iリテラシーを高めよう!小学生の親子向けChatGPT体験ワークショップを開催しました。

親子でA Iリテラシーを高めよう!小学生の親子向けChatGPT体験ワークショップを開催しました。

2023年8月19日(土)、20日(日)に、ジェイアール名古屋タカシマヤにて、「ChatGPT体験ワークショップ」を実施しました。

今回のワークショップは、ジェイアール名古屋タカシマヤの「なつやすみファミリーフェスティバル」の1つのコンテンツとして実施され、FULMAが当日の講師を務めました。

1時間の講座で、小学生のお子様と保護者様が、ChatGPTを正しく安全に使う方法を学習しました。

講座の中では、⽂部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」にも記載があるように、「使いこなすための⼒を意識的に育てていく」ことを前提としつつ、生成A Iの「様々な懸念」についても学習しました。

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講座の冒頭には、「個人情報を入力しない」などの約束した上で、親子でChatGPTを自由に使う時間を設けました。
多くのお子様がChatGPTを使うことが初めてでしたが、お子様たちはすぐにChatGPTに慣れて、楽しそうに様々な質問(プロンプト)をChatGPTに入力していました。

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実際にChatGPTの凄さを体験した後に、生成AIの仕組み「⼤規模⾔語モデル (LLM(Large Language Models))」についての解説も行いました。
「生成A Iはたくさんの文章を学習して、次の言葉を予想している」というLLMの基本的な仕組みを、わかりやすく体験してもらうために「次に続く言葉は?」というクイズを実施しました。

<講座資料1>
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次に、生成A Iを使うときに気をつけることについて学習しました。
今回の講座では、「個人情報を守る」「正しくないこともある」という2点について触れました。

1つ目の「個人情報を守る」については、生成AIに個人情報を入力しないことが重要です。
その上で、「個人情報を守る」ためにも役立つ、「自分で入力した情報が、機械学習されないようにする設定」の方法を学びました。

<設定の手順>
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また、生成AIを使うときに気をつけることの2つ目「正しくないこともある」については、実際にChatGPTを使う中で、正しくない情報が含まれていることを実感することで、理解を深めました。
そして、ほかの方法(ネット検索、本、新聞など)も使って正しいかどうかを調べることの大切さを学びました。

<講座資料2>
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安全な使い方を知った上で、ChatGPTの活用方法について考えるワークを実施しました。
夏休み期間中ということもあり、「読書感想文」と「自由研究」をテーマに2つのワークを実施しました。

「読書感想文」についてのワークでは、はじめに下記の2つのプロンプトをChatGPTに入力してみました。

①僕は小学3年生です。桃太郎の読書感想文を400字で書いてください。
②僕は小学3年生です。梨太郎の読書感想文を400字で書いてください。

この2つのプロンプトに対するChatGPTの回答を見比べた上で、ChatGPTを読書感想文で活用する際に知っておくべきことを学びました。

<講座資料3>
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2つ目の「自由研究」についてのワークでは、自由研究の流れを整理した上で、A Iを活用できる場面と、自分の力で取り組むべき場面について考えました。

そして、A Iを活用できる場面については、実際にChatGPTを使いながら、どのようなプロンプトを使うといいかを考えました。

<講座資料4>
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<講座資料5>
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ここまで、生成A Iを使うときに気をつけることや学校の宿題での使用方法について、実践を交えて学習してきました。
そして最後には、ChatGPTを自由に楽しく使う時間を設けました。

生成A Iに対して「すごい!」「楽しい!」「おもしろい!」と感じることが、AIリテラシーを高めていく最初の1歩だと考えています。
そのため、このワークショップの最後には、ChatGPTを楽しく使うためのヒントを伝えました。そして、お子様たちが保護者様と一緒に、自由にChatGPTを使いました。

<講座資料6>
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「しりとり」というヒントを参考に、ChatGPTとなぞなぞ対決をするお子様もいました。
ChatGPTになぞなぞを出題したり、ChatGPTが考えたなぞなぞを解いたりしていました。

また、語尾を「わん」にして、SDGsについてChatGPTと会話をしているお子様もいました。
ChatGPTの回答には難しい内容も含まれていましたが、語尾が「わん」なので、とても楽しそうにSDGsについて知ることができていました。

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最後は楽しくChatGPTを使って、講座は終了しました。
講座全体を通じて、お子様が生成AIに対して、強い興味を持って取り組んでくれたことが、とても印象的でした。
また、多くの方に、「これから生成A Iを使ってみよう」と思ってもらえたことは、有意義なワークショップになったと感じています。

FULMAでは、動画制作やネットリテラシーの講座に加え、A Iリテラシーについての講座も実施しております。
出張講座やオンライン講座も実施しておりますので、ご興味のある方は「お問い合わせ」からお気軽にお問い合わせください。

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